間取りの後悔ポイントなど
久しぶりの更新です。
パナソニックホームズで家を建てることにした私たち。
商談の翌週には、契約書を取り交わすことに。とにかく色々な書類に署名押印しまくった記憶しかないです。
ちなみに、契約書を書き終えた後、設計の担当者を紹介され、以降はしばらくこの設計士さんと打ち合わせをしていくことに。
契約書を取り交わした後は、とにかく毎週打ち合わせの嵐。多分ほぼ毎週土日のどちらかは打ち合わせをしてました。
しかも、午前10時に開始して、昼休憩をはさんで夜まで打ち合わせしたことも何度かありました。
ただ、私たちは、そこまでこだわりが強かったわけではないので、結構順調に話が進んでいった方だと思います。なので、こだわりが強い方、特に、インテリアにこだわりがある人は、多分もっと時間がかかるんだろうなと思います。
そんな怒涛の打ち合わせの中から、いくつか掻いつまんで記事にしたいと思います。
今回は間取りの関係について。
間取りは、営業マンが書いてくれた実例集を基にしたものをベースに考えていくことに。とは言っても、結局、この間取りをちょこちょこ修正したくらいで、大きな変更はなかったです。多分、間取りに関する打ち合わせは1回か2回でほぼ固まったように記憶してます。
以前も書いたとおり、我々の間取りは、2階に風呂場と洗面所を配置する、いわゆる2階水回りとなっています。
2階水回りにしたのは、1階で洗濯をして、2階のベランダに干すというのが面倒だからというだけの安直な理由で当初は考えていましたが、2階水回りにしたおかげで、1階のLDKを結構広くとることができたり、ダイニングの横にちょっとしたパントリー的なものができたりと、意外とメリットがあったように思います。
もちろん、その分2階の寝室なんかはそんなに広くありませんが、夫婦ともに「寝室を広くしてもなぁ…」という考えなので、デメリットにはなりませんでした。
〇間取りの後悔ポイントについて
●階段の仕様
これから注文住宅を検討される方には、階段の仕様(踏面の幅などや段差の高さ、横幅など)は間取りと同時並行で考えることをオススメします。
というのも、階段の踏面の幅や段差の高さ、横幅などは、一度間取りが固まってからでは、かなり変更しづらくなるようです。
私自身、靴のサイズが28センチくらいあるので、階段の踏面を少し長めにしたいと思っていました。しかし、おおよその間取りが決まった後、階段の踏面のことを相談したところ、1センチ伸ばす程度ならギリギリできなくもない(ただし、10万円程度の増額)けど、それよりも伸ばすとなると、2階の間取りをもう一度調整する必要があると言われ、あえなく階段の仕様変更は見送りました。階段の横幅を数センチ広く変更するのも、おそらく同じだと思います。
なので、私のように足が大きくて踏面を大きくしたい場合や階段の横幅を広めに取りたい場合は、間取りを構築する際に、それらも伝えることをオススメします。
●ゴミ箱の位置
キッチンの後ろにカップボードを設置し、その下部にゴミ箱置き場があるものの、あまり大きめのゴミ箱は高さ的に置けなさそうな感じです。
生ごみを入れたりするような大きめのゴミ箱(45リットルくらい)を置く予定なのですが、如何せん置き場がなくて困っています。できればリビングなどから見える位置に生ごみを入れるようなゴミ箱を置きたくはないですが、結局置かざるを得ない形になりそうです。
ですから、そういったゴミ箱を置く予定のある方は、大きめのゴミ箱でも収納できるようなカップボードを設置するか、キッチンの奥の方など、目に付きにくい場所にゴミ箱を置くスペースを取っておくことをオススメします。
ゴミ箱の設置位置については、完全に盲点でした。ゴミ箱に限った話ではないですが、間取りを考えるときは、家が完成した後の生活を具体的にイメージすることが大事なんだなと思います。
パナソニックホームズに決める②
前回の続き
パナソニックホームズとの請負契約直前の見積額を提示され意気消沈する私たち。
実際問題、その金額で契約をして、その後の打ち合わせでいくらか金額が増えたとしても、決して払えない金額ではないものの、ローンの返済等を考えると、できればもう少し金額を抑えたいところ。
どうにかしてもう少し値引きを引き出せないか考えるものの、提携値引きとキラテックタイルの値引きでそこそこの金額が値引かれていることを考えると、大幅な値引きは期待できない。
そんなことを考えながらも、ダメもとで
「見積額〇×△▢万円のうちの△▢万円の部分、もう少しどうにかならないですかね?」と聞いてみる。
担当の営業マンは「う~ん」と複雑な表情を浮かべているので、「やっぱりダメか…」と諦めかけたそのとき、同席していた上司の方が、「それならこの金額でいかがでしょうか?」といくらかの値引きに応じてくれることに。
まさかの展開に驚いたものの、上司の方の御厚意に感謝。
この金額であれば、ギリギリ許容範囲であったので、これで話を進めようか迷っていたところ、営業マンから、「私たちは一度席を外しますので、一度ご夫婦でお話をされてはいかがでしょう。」という配慮をいただき、20分ほど妻と2人で相談することに。
私「予想よりも高かったけど、どうかな?」
妻「うーん、金額的にも無理なレベルではないし、上司の方も値引きに応じてくれたしいいんじゃないかな。それに、パナソニックホームズは、メーカとしても魅力的な点が多いし、魅力的な土地もある。担当の営業マンも凄く良い人だし、私はここで決めても良いと思うよ。」
私「やっぱそうだよね。じゃあこれでパナソニックホームズと契約しようか。」
と言いながらも、先ほどの値引きで調子に乗り、欲が出ている私。
そして、営業マンと上司が部屋に戻り、着席してすぐに
私「パナソニックホームズさんに家づくりをお願いします。」
と伝え、
営業マン&上司「ありがとうございます!!」
安堵する営業マンと上司。しかし、
私「ただ、出来ればでいいんですけど、この水回り等の設備のグレードアップ分、ここをもう少しなんとかしていただけないですかね?」とさらなる値引き交渉を始める。妻は「何言ってんだこいつ?」みたいな目で私を見る。
しかし、私のこの考えは上司の方には見透かされていたのか、間髪入れずに
上司「じゃあこれとこれはサービスしましょう。」
と設備関係の見積書に赤字で修正した金額を記入。まさかこんな簡単に応じてくれるとは思わなかったので、値引きを提案しておきながら、
私「え?いいんですか?」
と若干困惑しながら聞き返す。
上司「満足のいく家づくりをしていただきたいので、頑張らせていただきます。」
となんとも男前な返答が。
そして、翌週には請負契約書を取り交わすことに。
まさかこんなに色々と値引きしてもらえるとは思っていなかったものの、満足のいく結果。
ちなみに、商談を終えた後の雑談で、「そういえば、パナソニックホームズで家を建てると、パナソニック製の洗濯機とか冷蔵庫とかの家電を、家電量販店よりも安く買うことできるんですか?」と聞いてみると「他のお客様からもよく聞かれるんですけど、実はそういのはないんですよ。普通に家電量販店とかで買った方が良いですね。」とのこと。ちょっと期待していただけに残念。
兎にも角にも、こうして、私たちはパナソニックホームズで家を建てることとなったのでした。
パナソニックホームズに決める①
いよいよ決戦の日。
パナソニックホームズに赴き、いざ商談へ。
この日は、担当の営業マンだけでなく、上司にあたる人も同席。
少し緊張する私たち。
まずは、実例集からピックアップした間取りを基に作成してもらったプランの提示から。
以前提示してもらったプランを見せてもらった際、キッチン横に少し大きめのパントリーがあったのを私たちが気に入っていたことを覚えていたのか、実例集の間取りをベースに、今回も1階に大きめの収納を設けてくれた営業マン。
前回の間取りも良かったものの、今回の間取りの方がしっくりくる感じがしたので、この間取りをベースに話を進めることに。
そして、本日の本題、お金の話へ。
早速、新しく提案してもらった間取りをベースにした見積書を見せてもらうことに。
パッと見た感じ、赤字が見えたので、値引きも反映されているような感じがしたものの、まずは総額に目が行く。
「あれ?前回の見積りより100万以上高くね?」
一瞬困惑するも、落ち着いて見積書を見てみることに。
まず、値引きについては、提携値引きとキラテックタイルの値引きの2項目分されていることが分かった。
提携値引きとは、私の勤務先の組合が、いくつかのハウスメーカーと提携していて、それらのハウスメーカーで家を建てる際に、保険証を提示すると、建物代の数パーセント分の値引きが受けられるというもの。これについては、何回か前の打ち合わせの際に、提携値引きを適用してほしい旨を伝えて保険証を提示していたので、この分の値引きがされていた。
若干話は逸れますが、今後、家を建てようと思っている方は、自分の勤務先で、こういった提携値引きがあるかどうかを確認しておくことをお勧めします。たかだか数パーセントと思うかもしれませんが、例えば、建物代が3000万円くらいで、そこから提携値引きで3%引きになるとした場合、値引き額は90万円。全体の総額からすると大した金額には見えないかもしれませんが、冷静に考えてみると、一般的なサラリーマンの毎月の手取り額の数か月分の金額が値引きされることに。こう考えると、なかなか馬鹿にできない金額。
次に、キラテックタイルの値引きはその名のとおりで、具体的な金額は差し控えるものの、そこそこの金額が値引かれていた。パナソニックホームズで建てる人の大半が導入すると思われるこのキラテックタイル、以前の記事で書いたように、結構お高いオプションで、以前見積もりを提示された際には、「こんな高いもの採用できないよ…」と諦めかけたものの、今回値引かれたことでお求めやすい価格に。これなら採用してもいいかな。
さて、値引きについては分かったものの、なぜこんなに金額が跳ね上がったのか、それは、間取りを変更したことによって坪数が若干増えていたり、バルコニーの面積が増えたこと、太陽光発電と蓄電池の金額が、前回の見積の際には別途となっていたのが、今回は見積りに加わってきたことなどが原因であることが判明。太陽光も蓄電池も魅力的な設備ではあるものの、やはり高い。
そして一通り見積書の各項目を凝視した後、再度総額を見るも、やはり高い。正直この金額で契約をすると、契約後の打ち合わせで金額が膨れていった際に結構苦しい。
なんてことを考えていると、「そういえば、営業マンにメールで送った水回り設備等のグレードアップってどうなったんだろう?もしかして、すでにこの金額の中に含まれてるのかな?」と思い聞いてみると、別紙として数十万円の見積書が出現。「まぁそうだよね。」と思いつつも、予想よりも高かったので、
「これって定価ベースの金額で、実際はもう少し安くなるんですかね?」
と淡い期待を抱きながら聞いてみるも
「いえ、定価からいくらか値引きをした金額になるので、この金額がそのまま上乗せされます。」と即答されあえなく撃沈。
見積書の内容を一通り確認し終えた後、営業マンから「いかがでしょう?」と聞かれたので、苦笑いしながら「思っていた以上に結構高いです…」と伝える私。
このままではパナソニックホームズとの契約はもとより、家を買うこと自体を見送ることになってしまうのか。
長くなってしまうので続きます。
契約締結前に色々検討してみる
パナソニックホームズの見積額に愕然としながらも、予算的に到底無理という感じでもなく、そして、やはりパナソニックホームズの分譲地はかなり魅力的で、おそらく今後同程度の条件の土地が出てくることは期待できないこと、パナソニックホームズというハウスメーカーについても、キラテックタイルや空気の質にこだわっているという点、そして、なにより担当の営業マンが、色々な面で非常に良い人であったことなどから一応前向きに検討してみることに。
しかし、エアロハスありのプランにするのは予算的にはやはり厳しいものが。エアロハスありにするなら、土地が安価な北側道路にせざるを得ないが、できることなら南側道路の方が良いと思う私。
家の中の温度が均一になるというのは魅力的だが、エアロハスを導入する場合、基本的には他のエアコンは設置しないとのこと。各部屋へのエアコンの設置費用がかからないというメリットはあるものの、逆に言えば、万が一エアロハスが故障した場合、空調が効かないということにもなる。夏場や冬場に故障されたら、エラいことになるので、費用的なところも含めて考えると、エアロハスの導入は見送ることに。
間取りについても再度検討をしたところ、前回提示してもらったプランも良かったものの、家に帰ってから改めて見直してみると、「本当にこれでいいのだろうか?」という疑問が。そこで、色々なハウスメーカーの実例集を見ていると、「これ結構いいんじゃないか?」と思える間取りがあったので、営業マンにその資料を見せて、それを基にしたプランも組んでもらうことに。
さらに、主に水回り設備について、いくつか仕様の変更を検討することに。これは、諸先輩方のブログで、どこのハウスメーカーでも、請負契約締結後の値引きは基本的にはないので、契約締結前にできるだけ仕様を盛っておいて、値引きに反映させるのが得策というのを見たことがあったことから。次回の打ち合わせでは、値引き額が反映された見積りを提示してもらい、それで契約を締結するか否かを決することになっていたので、とりあえず、最低限これは欲しいという設備を選定し、営業マンに次回の見積提示の際には、これらも加えて欲しいと依頼。
そして、最後に、そもそも本当に家を買うのかということについても考えてみることに。
注文、建売、マンションのいずれであるかは別として、将来的に家を買うことは考えていたので、このまま賃貸アパートで家賃を払い続けるなら、少しでも早く家を購入して、ローンの返済に充てた方が得策であるのは間違いない。
一方で、注文住宅を買う際に要する資金を目にしたことで、具体的な月々のローンの返済額などを知りショックを受け、大手ハウスメーカーではなく、比較的安価な地場の工務店などを選ぶ、あるいは、このタイミングで家を買わなければならない特段の事情もないのだから、もう少し自己資金を貯めてから出直すというのも一つの選択肢ではないかとも思う。
しかし、冒頭にも書いたとおり、パナソニックホームズの分譲地と同程度の条件を兼ね備えた土地は、今後しばらくは出てこないかもしれない。家を買う上で、上物も重要ではあるものの、住む場所というのが一番重要だと思っている私。パナソニックホームズの分譲地は、ほぼ私たちの求める条件を満たしているもので、これを逃すと、後悔しそうな気がしてならない。また、以前ヘーベルの営業マンから説明を受けたとおり、今後は建築資材等の高騰や、建築現場で働く方々の賃金も上がっていくことが予想されるので、時期を延ばせば、その分だけ費用が嵩む可能性もある。
色々と考えても結局答えは出なかったものの、最終的には、次の商談の際に、納得がいかないようであれば、今は買い時ではなかったということで、家を買うということ自体を白紙に戻そうと決意。
兎にも角にも、次回の打ち合わせで、パナソニックホームズがどれだけのプランや金額を提示してくれるのか、そこに私たちの命運はかかってくるのでした。
パナソニックホームズの金額に震える
ヘーベルハウスと決別し、パナソニックホームズの分譲地で話を進めて行くことを決めた私たち。
その後2回ほどパナソニックホームズの営業マンと話し合いをし、その中で予算の決め方について丁寧に説明をしてもらい、おおよその予算が決定。それを前提に、私たちの要望等を伝え、プラン提案をしてもらうことに。
パナソニックホームズで話を進めるとしたら、土地はパナソニックホームズの分譲地にすることになる可能性が高いので、土地代については見通しが立っており、予算額から土地代を差し引いた分が建物に使えるお金になる。それを考えると、建物に使える予算はそこそこにはあるものの、贅沢できるほどの予算があるわけではない。
しかし、私は全館空調のエアロハスにも興味があり、高価であることは分かっていたものの、とりあえずプランに組み込んでほしい旨を伝えてみる。営業マンからは、「エアロハスは良いものですけど、それを導入するとなると、今の予算では結構厳しくなりますけど…」と言われたので、とりあえず、エアロハスありのパターンとなしのパターンでプランを組んでもらうことに。
そして、その翌週、作成してもらったプランのお披露目会。楽しみなような怖いような何とも言えない気分で打ち合わせ場所へ。
まずは間取りを見せてもらうことに。どうやら営業マンが考えて作ってくれた模様。ちなみに、我が家は色々考えた結果、洗濯関係の家事導線を良くするために、2階に風呂場と洗面所を持ってくる、いわゆる2階水回りを採用することにしたので、それを前提にした間取りを依頼してました。
建坪35坪くらいを考えていたので、そこまで広くはないものの、2階水回りにしたおかげで、1階のLDKが結構広めに取れていて結構いい感じ。というか、最初のプランながらも、「間取りはもうこれでいいんじゃないか?」と思えるくらい良い感じのもの。やはりこの営業マン、できる。
そしていよいよ見積りとご対面。
まずはエアロハスなしのパターンから。
「た、高けぇ…」
「あれ?これエアロハスありのプランじゃないか?」と混乱してしまったくらい高かったです。太陽光発電や蓄電池を設置するとはいえ、私の想定では、キッチンやらお風呂やらの仕様変更等をして、最終的に支払う金額が、今回提示された見積額くらいになるのかななんて考えてましたが、見事に出鼻をくじかる形に。
予想外の高さにショックを受けている私たちにさらに、追撃の一言が。
「ちなみに、キラテックタイルは別途費用がかかります。キラテックタイルの見積はこちらです。」
そう言って手渡されたのは、200万円近い見積書。
絶望する私たち。見積書を持つ手が少し震える私。というか、キラテックタイルがこんなにも高いことに軽くショックを受ける。
営業マンが次に提示したのは、エアロハスありの見積書。
どう考えても無理だと思いながらも、とりあえず目を通すことに。
「あれ?意外とさっきと変わらない?これならエアロハスありの方が良いな。」
と思う私。
しかし、これは営業マンが、私たちの予算を考えると、エアロハスありのプランは厳しいので、同じ分譲地内でも、北側道路の安価な土地を選定してくれていたのでした。最初のプランは、南側道路で、土地の価格差は300万円近く。土地代を安くした分、最初のプランと同じくらいの金額になったのでした。
ちなみに、諸先輩方のブログ等にも多々書いてあるので詳細は割愛しますが、パナソニックホームズで2階建ての家を建てる場合、HS工法とF工法の2つがあり、エアロハスを導入する場合には、HS工法にしなければなりません。
私たちが提示してもらった、エアロハスなしのプランは、F工法という、HS工法と比べると安価な工法でした。
エアロハスありのプランでは、土地代が300万円近く下がっていたものの、結局F工法の見積りとあまり差がないところを見ると、工法が変わるだけで、それだけの金額が加算されるということ。
そして、エアロハスありのプランも、当然ながらキラテックタイルは追加費用がかかる。さらに、肝心のエアロハス本体の導入費用、これも200万円程度という見積書を提示され、エアロハス導入という夢はあっという間に潰えることに。
パナソニックホームズから提示された見積りに愕然とするも、唯一の救いは、これらはまだ値引きがされていない状態のものであるということ。
この日はとりあえず2つのプランを提示してもらい、次回の打ち合わせの際に、値引きを反映した金額が提示されるということだったので、それを見て、パナソニックホームズで話を進めるのか否かを決することになるのでした。
さよならヘーベルハウス
翌週の休日、朝からヘーベルハウスの展示場に足を運び、ヘーベル紹介の不動産業者が見繕ってくれた土地について説明を受けることに。
やはり私たちが希望しているエリアは、あまり売地が出ない場所らしく、紹介された土地は全部で5つほど。
そのうち2つについては、紙面上で見た限りで、ピンと来なかったので除外することに。不動産業者的にもそこはあまり推しではなかったらしく、「まぁそうですよね。」みたいな反応。
さて、その前に、私たち夫婦が希望する土地の条件は
①私と妻の通勤の便が悪くないこと
②比較的新しい街並みであること
③最寄駅から徒歩20分以内
④40坪前後くらいの広さ
でした。
そして、紹介された残り3つの土地についてはこんな感じ。
土地A
私と妻の通勤を考えると、沿線的には◎。
駅からの距離は徒歩15分くらい。
土地の広さは30坪程度。
価格は許容範囲。
土地B
沿線的には〇。
駅からの距離は徒歩15分くらい。
土地の広さは35坪くらい
価格はちょっと高め。
土地C
私の通勤的には〇だが、妻の通勤を考えると△。
駅からの距離は徒歩20分くらい。
土地の広さは50坪弱くらい。
価格は土地Bと同じくらい
う~ん、なんかどれも微妙な感じ。
個人的には土地Cが一番気になったものの、不動産業者とヘーベルの営業マン的には、土地Aを推している模様。
とりあえず、現地を見た方が良いだろうという話になり、車で現地へ。
ちなみに、営業マンは別件があったのか、土地巡りの旅には同行せず。
まずは土地Aを見ることに。
移動の車の中で、不動産業者は、「この土地は良いですよ~。そもそもこの辺は土地がほとんど出ないですからね。ラッキーだと思いますよ。」と言ってきたものの、私的には土地の広さがちょっと…まぁでも不動産業者が推すんだから変な土地ではないんだろうなと若干期待。
そして、現地に到着。車を降りてみると、そこには綺麗に区画された土地が。しかし、車を降りて10秒、
「この土地はないな」
と確信するも、この土地を絶賛している不動産業者の手前、露骨にそんな態度を見せるわけにもいかず、「あ~、綺麗に区画された土地ですねー」と一応話を合わせる。
続いて土地Bへ。
こちらも現地に到着し、車を降りて十数秒、
「ここもないな」
と確信。
そして、最後に土地Cへ。
紙面で見た上では一番魅かれた土地だが、果たしてどうか。
現地に到着し、土地を見てみるも、広さはOKだが、交通量の多い道路に面しているというのが難点。しかも、その時だけなのか分からないが、大型トラックが結構走っていたので、振動が気になる。また、土地が縦長の長方形で、間口がちょっと狭いのも気になる。
土地Aと土地Bよりはアリだが、価格も含めて考えるとあまり魅力的には感じず。
展示場に戻る車の中で、不動産業者から「どうでしたか?私としてはやはり土地Aがオススメなんですけどね。そうだ!帰り道に寄って、最後にもう一度見ていきましょうか!」と言われ、断ることができず、買うつもりもない土地を見ることに。そして、再度土地Aを訪問するも、やはり確信は揺るがず。
展示場に戻り、営業マンを交えて話し合いに。
不動産業者も営業マンも相変わらず土地A推しで、土地Aでプランを考え始める。
しかし、この土地A、30坪で建蔽率60パーセントで容積率100パーセントということもあり、出来上がったプランは結構なコンパクトハウス。しかも北向きのため、「採光を考えると2階リビングが良いですね」と勝手に提案される。
ヘーベルの展示場で「そらのま」という2階リビングに隣接して設置されたアウトドアリビングを見たとき、「こういうのあったら良いよな~」と思ったのは確かではあるものの、そもそも2階リビングという選択肢が私たちの中にはなかったので、今回提案されたプランは全く参考にならない。
もはやプラン提案にはあまり興味がなくなり、早く帰りたいとすら思うほど。
そして、この日は夕方からパナソニックホームズと会う約束があったので、ヘーベルには近いうちにまた連絡すると伝えてヘーベルの展示場を後にすることに。
そんなこんなで、期待していたヘーベルの土地紹介は不発に終わり、そして、それと同時にヘーベルは選択肢から外すことに。この日の夜に、ヘーベルの営業マンに電話でお断りの連絡をして終了。
ヘーベルハウス、最初はただ見るだけの予定だったのに、いつしか魅了され、良い土地さえあれば、契約していたかもしれないハウスメーカー。営業マンの人柄も良く、おそらくこの人に家造りを任せたら、良いものができるんだろうなという予感すらあった。
しかし、おそらく会社としての方針なのか、とにかく契約を急かしてくるという印象が強い。電話でも何度か、ヘーベルに決めてくれないかという趣旨の話をされ、ちょっと辟易してしまったところもある。
今後はパナソニックホームズで話を進めていこうと決意した私たち。あとは、魅力的な土地を有するパナソニックホームズが、どういった提案をしてくれるのかというところにかかってくることに。これが楽しみでもあり、若干怖くもあるのでした。
ちなみに、土地Aと土地Bが瞬時に選択肢から外れた理由については、機会があれば、別の記事で書きたいと思います。
パナソニックホームズに傾き始める
前回、パナソニックホームズで分譲地を持っているというので、それを見せてもらうことになった私たち。
現地に行ってみると、綺麗に区分けされていて、広さ、街並み、価格と、私たちの希望する条件をほぼ満たしている最高の土地であることが判明。
この土地を逃す手はないと思いながらも、翌週にはヘーベル提携の不動産屋から土地を紹介してもらうことになっていたので、それを見てからでも遅くはないはず。
分譲地にはモデルハウスがあり、その中も見学させてもらうことに。他にも見学していたり、商談をしているお客さんがいたので、じっくり見ることはできなかったものの、もしもこの土地を買ったとしたら、このくらいのサイズの家になるのだろうなとイメージが湧くことに。
そして、次回はパナソニックホームズの情報館なる所へ行く約束をしてその日は終了。
その日の夜、ヘーベルの営業マンから、土地についていくつか候補地が見つかったとのことで、次回を楽しみにしていてくださいとの電話が。
正直、パナソニックホームズの土地を見る前までは、ヘーベルの方が優勢でしたが、パナソニックホームズがかなり良い土地を持っていたこともあり、気持ちはパナソニックホームズに傾きつつあるような状況。これは次回のヘーベルの土地紹介で勝敗を決することになるのではないか。
ちなみに、本当は、積水ハウスとかダイワハウスなんかも話を聞いてみようかなと思っていたのですが、なんかもう疲れてしまい断念。ヘーベルもパナソニックもダメで、また一から始めるときには行ってみようと思うのでした。