さよならヘーベルハウス

翌週の休日、朝からヘーベルハウスの展示場に足を運び、ヘーベル紹介の不動産業者が見繕ってくれた土地について説明を受けることに。

やはり私たちが希望しているエリアは、あまり売地が出ない場所らしく、紹介された土地は全部で5つほど。

そのうち2つについては、紙面上で見た限りで、ピンと来なかったので除外することに。不動産業者的にもそこはあまり推しではなかったらしく、「まぁそうですよね。」みたいな反応。

さて、その前に、私たち夫婦が希望する土地の条件は

①私と妻の通勤の便が悪くないこと

②比較的新しい街並みであること

③最寄駅から徒歩20分以内

④40坪前後くらいの広さ

でした。

 

そして、紹介された残り3つの土地についてはこんな感じ。

土地A

私と妻の通勤を考えると、沿線的には◎。

駅からの距離は徒歩15分くらい。

土地の広さは30坪程度。

価格は許容範囲。

土地B

沿線的には〇。

駅からの距離は徒歩15分くらい。

土地の広さは35坪くらい

価格はちょっと高め。

土地C

私の通勤的には〇だが、妻の通勤を考えると△。

駅からの距離は徒歩20分くらい。

土地の広さは50坪弱くらい。

価格は土地Bと同じくらい

 

う~ん、なんかどれも微妙な感じ。

個人的には土地Cが一番気になったものの、不動産業者とヘーベルの営業マン的には、土地Aを推している模様。

とりあえず、現地を見た方が良いだろうという話になり、車で現地へ。

ちなみに、営業マンは別件があったのか、土地巡りの旅には同行せず。

 

まずは土地Aを見ることに。

移動の車の中で、不動産業者は、「この土地は良いですよ~。そもそもこの辺は土地がほとんど出ないですからね。ラッキーだと思いますよ。」と言ってきたものの、私的には土地の広さがちょっと…まぁでも不動産業者が推すんだから変な土地ではないんだろうなと若干期待。

そして、現地に到着。車を降りてみると、そこには綺麗に区画された土地が。しかし、車を降りて10秒、

「この土地はないな」

と確信するも、この土地を絶賛している不動産業者の手前、露骨にそんな態度を見せるわけにもいかず、「あ~、綺麗に区画された土地ですねー」と一応話を合わせる。

続いて土地Bへ。

こちらも現地に到着し、車を降りて十数秒、

「ここもないな」

と確信。

そして、最後に土地Cへ。

紙面で見た上では一番魅かれた土地だが、果たしてどうか。

現地に到着し、土地を見てみるも、広さはOKだが、交通量の多い道路に面しているというのが難点。しかも、その時だけなのか分からないが、大型トラックが結構走っていたので、振動が気になる。また、土地が縦長の長方形で、間口がちょっと狭いのも気になる。

土地Aと土地Bよりはアリだが、価格も含めて考えるとあまり魅力的には感じず。

 

展示場に戻る車の中で、不動産業者から「どうでしたか?私としてはやはり土地Aがオススメなんですけどね。そうだ!帰り道に寄って、最後にもう一度見ていきましょうか!」と言われ、断ることができず、買うつもりもない土地を見ることに。そして、再度土地Aを訪問するも、やはり確信は揺るがず。

 

展示場に戻り、営業マンを交えて話し合いに。

不動産業者も営業マンも相変わらず土地A推しで、土地Aでプランを考え始める。

しかし、この土地A、30坪で建蔽率60パーセントで容積率100パーセントということもあり、出来上がったプランは結構なコンパクトハウス。しかも北向きのため、「採光を考えると2階リビングが良いですね」と勝手に提案される。

ヘーベルの展示場で「そらのま」という2階リビングに隣接して設置されたアウトドアリビングを見たとき、「こういうのあったら良いよな~」と思ったのは確かではあるものの、そもそも2階リビングという選択肢が私たちの中にはなかったので、今回提案されたプランは全く参考にならない。

もはやプラン提案にはあまり興味がなくなり、早く帰りたいとすら思うほど。

そして、この日は夕方からパナソニックホームズと会う約束があったので、ヘーベルには近いうちにまた連絡すると伝えてヘーベルの展示場を後にすることに。

 

そんなこんなで、期待していたヘーベルの土地紹介は不発に終わり、そして、それと同時にヘーベルは選択肢から外すことに。この日の夜に、ヘーベルの営業マンに電話でお断りの連絡をして終了。

ヘーベルハウス、最初はただ見るだけの予定だったのに、いつしか魅了され、良い土地さえあれば、契約していたかもしれないハウスメーカー。営業マンの人柄も良く、おそらくこの人に家造りを任せたら、良いものができるんだろうなという予感すらあった。

しかし、おそらく会社としての方針なのか、とにかく契約を急かしてくるという印象が強い。電話でも何度か、ヘーベルに決めてくれないかという趣旨の話をされ、ちょっと辟易してしまったところもある。

 

今後はパナソニックホームズで話を進めていこうと決意した私たち。あとは、魅力的な土地を有するパナソニックホームズが、どういった提案をしてくれるのかというところにかかってくることに。これが楽しみでもあり、若干怖くもあるのでした。

 

ちなみに、土地Aと土地Bが瞬時に選択肢から外れた理由については、機会があれば、別の記事で書きたいと思います。