資金計画に絶望する

住友林業を後にし、再度ヘーベルの展示場へ行くことに。

 

まず、自分たちがいくらくらいローンを組めるのかということについて説明を受けることに。

年収や、今のアパートの家賃額等から、おおよその借入額を計算してもらったところ、自分が当初思い描いていたローンの借入額を1000万円以上は上回っていて、驚くと同時に、そんなに借りることはないだろうと高をくくっていました。が、その15分後くらいに意外とそれくらいの金額を借入する必要があることを思い知らされることに。

 

次に、「今、家を建てるのはチャンス!」という説明を受けることに。

いくつかあったものの、ざっくりとした要点は

①住宅ローン減税が、通常10年であるところ、今年の9月末までに契約を締結し、2021年12月末までに入居すれば、さらに3年間延長されるとのこと

②2021年12月末までに引渡しを受けた場合、所得に応じて数十万円のすまい給付金を受けることができる

金利が低い

④建築費用は年々高騰しており、今後も上昇する見込み

ということ。

 

そして、実際に家を建てるのに必要となる経費について。

そもそも当初の私の認識としては、家を建てるのに必要になるのは、

土地代+建物代(住宅設備費含む)+諸費用

というもので、諸費用というのは、300万円~400万円くらいだろうと思っていました。

なので、仮に土地が2000万円、建物が3000万円だったとすると、家造りに必要な資金は5400万円くらいあれば足りるものだと思っていました。

よくこんな考えで家を買おうと思ったなと今になって思います。

 

しかし、実際に話を聞いてみると、

・建物本体は、2階建ての建坪35坪くらいで、大体2800万円

ライフライン関係の整備に100万円~200万円程度

・地盤補強に100万円~200万円程度

・安全対策費や残土等の処分費に150万円から200万円

・これらを合計した金額の消費税で300万程度

これに加えて、

・役所やローンの各種申請費用として70万円程度

・登記等の費用として30万円前後

・外構費用で100万円~200万円程度

・エアコンやカーテンの費用として100万円程度

は必要になるとのこと。

 

さらに、土地を不動産屋からの仲介で購入すると、

土地の金額×3%+6万円+消費税

が仲介手数料として必要になるとのこと。

※3%の部分は、不動産屋によっては2%になったりすることもあるとのこと。

つまり、先ほどの例のとおり、土地代が2000万円だったとすると、

60万円+6万円+6万6000円=72万6000円

が仲介手数料としてかかることに。

そうすると、

土地が2072万6000円

建物が、各項目について一番低い数字を取ったとしても、約3750万円

となり、合計で約5800万円。

これに太陽光や蓄電池等の設備、水回り等の設備をグレードアップしたりするとその金額が上乗せされることに。

なお、私たち夫婦が希望する土地のエリアは、県内では決して安い方ではなく、そこそこの広さと、駅からの距離などを考えると、2000万円で土地を購入するのはかなり困難であり、土地代はさらに数百万円上乗せしないといけないような場所。

そうすると、最終的に必要になる資金は、6000万円を優に超えることに。

 

た、高けぇ…

 

建物本体の費用はハウスメーカーによって変動するものの、それ以外の経費については、どこで建てても概ね同じような金額が必要になってくるとのこと。

これらに加えて、引っ越し費用だったり、新調する家電や家具などを考えると、さらに費用が嵩むことに。

注文住宅を建てるのは、かくも困難なことなのかと絶望することになるのでした。